移民を受け入れることのメリットとデメリット

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移民受け入れに関して多くの先進国が模索中である。移民を受け入れることに
関して目先の問題、例えば労働者が現時点で不足している職種へ移民を労働力
として供給することは確かにメリットがあるかもしれない。しかしその時はよ
くても将来その産業が労働力不足であるとも限らないし景気が悪化したときに
移民たちの生活をどう保証するかという問題点が考えられる。また大量の移民
を受け入れた場合にその移民たちで文化が形成され宗教的な集合につながりテ
ロなどの治安の悪化も懸念されるであろう。移民は麻薬であるという言葉をよ
く聞くがまさにこういう問題点を考えたときにそう思われる。一歩政策として
間違った移民の受け入れ方をすればその国の文化が滅びる可能性もありえるのだ。

しかしまた違った考え方もできる。移民が受け入れ先の国で適合できれば
以前暮らしていた国よりも幸せな暮らしができる。環境を変えるということの
メリットは個人にとっては大きい部分もあるだろう。だがこれは受け入れてか
らでしかわかりえないことだ。そして受け入れ先の国の国民性にもよる。

日本ではどうだろうか。
変わり者やよそ者を嫌う排他的な文化がある。移民たちが日本人と仲良く暮ら
していけるかどうか、少し考えただけでその未来は明るくないものが予測される。

日本において移民は現時点で受け入れられてきている
しその報道もされているが報道される時間内で見られる問題だけではなくやは
り彼ら自身の生きづらさは想像するに難くない。欧州ではテロの犯行グループ
が難民として入国していたという可能性も報告されている。疑ってかかること
は難しいが無差別に移民を受け入れた場合そのような悲惨な事件が起こること
も覚悟しておかなくてはいけない。異なった文化圏の人を定住させるというこ
とは一歩間違えば大きなリスクにもなりえるのだ。移民政策が成功するかどう
かは受け入れ先の人たちの移民に対する態度と待遇がやはり大きいだろう。

彼らを単純な労働力としてみるのではなくある程度ゆとりをもって暮らせるだけ
の待遇を与え国民一人一人が移民を温かく迎え入れる、そういう気持ちがなく
ては成功はありえない。逆に言えばそのように国民一人一人が関心を持つこと
が移民政策の鍵を握ると言えるのかもしれない。